パン屑混じりの私だから、 side:c
机の引き出しの奥に大切に仕舞い込んだ其れを久しく出したら、動きもせず返事もせずのタダノシカバネの様な風体に。嗚呼そう云えば懐中時計は竜頭を巻かないといけねェんだ、ッて巻いてみたンだけど遣り方が不味いか重傷なのかで矢張り動かない。此は間違いなくの修理行き。
………嗚呼。此で2個目、だ。
奥方から貰った時計は肌身離さずに大事にして居たら何時の間にかひび割れていて、妹から貰った時計は仕舞い込んで大事にして居たら何時の間にか壊れてて。どちらにせよ俺の愛の末路だけどもきっと其れを向けられた対象達は愛とは認識してはくれないだろうから此じゃまたまた嫌われる!二度目の暴力じゃあ上等なバターをひび割れにたっぷり塗り込めても、歯車にたっぷり盛り上げても機嫌を治してくれやしねェだろうし如何すんだコレ。……まァ俺だって其の場に落ち着け無いじゃじゃ馬何ざ些細とも好きじゃねェけどな、一番背丈が高い奴が一番落ち着きがねェとは如何云う了見だッて話だ。……其れでも静寂の中で耳を澄ませて針の音が聞くのに限っては大好きだったンだけ、ど。
………白兎みてェに壁に隙間無く掛け時計する訳でも無くたッた一つを大切にしていたのに此の仕打ちかよ!帽子屋は帽子屋らしく水銀と宜しくやって狂ってろッてか!ちくしょう!
こうなったら針の音が聞こえない事すら気にならない酒場にでも入り浸ってミルクを飲んで酔った振りして糖蜜の井戸の話でもしようか、待っててダリアちゃん!…と、なると問題なのは折角贈った時計が壊れたと知っても尚、入り浸れるダルクを送ってくれる程俺の妹が優しい娘だったか如何かだね。誤魔化すッたッて俺は嘘はてんで苦手なの。――嗚。そう云えば誰かが"ばれない嘘の付き方はサンドイッチの様に本当の事に程良く嘘を挟む事"だッて云ってたね。なら黄金色に焼いたパンに時計とささやかなメモを挟んでおこう。"壊れましたが壊してません、多分決して"。
御茶を濁すのは得意芸。

………嗚呼。此で2個目、だ。
奥方から貰った時計は肌身離さずに大事にして居たら何時の間にかひび割れていて、妹から貰った時計は仕舞い込んで大事にして居たら何時の間にか壊れてて。どちらにせよ俺の愛の末路だけどもきっと其れを向けられた対象達は愛とは認識してはくれないだろうから此じゃまたまた嫌われる!二度目の暴力じゃあ上等なバターをひび割れにたっぷり塗り込めても、歯車にたっぷり盛り上げても機嫌を治してくれやしねェだろうし如何すんだコレ。……まァ俺だって其の場に落ち着け無いじゃじゃ馬何ざ些細とも好きじゃねェけどな、一番背丈が高い奴が一番落ち着きがねェとは如何云う了見だッて話だ。……其れでも静寂の中で耳を澄ませて針の音が聞くのに限っては大好きだったンだけ、ど。
………白兎みてェに壁に隙間無く掛け時計する訳でも無くたッた一つを大切にしていたのに此の仕打ちかよ!帽子屋は帽子屋らしく水銀と宜しくやって狂ってろッてか!ちくしょう!
こうなったら針の音が聞こえない事すら気にならない酒場にでも入り浸ってミルクを飲んで酔った振りして糖蜜の井戸の話でもしようか、待っててダリアちゃん!…と、なると問題なのは折角贈った時計が壊れたと知っても尚、入り浸れるダルクを送ってくれる程俺の妹が優しい娘だったか如何かだね。誤魔化すッたッて俺は嘘はてんで苦手なの。――嗚。そう云えば誰かが"ばれない嘘の付き方はサンドイッチの様に本当の事に程良く嘘を挟む事"だッて云ってたね。なら黄金色に焼いたパンに時計とささやかなメモを挟んでおこう。"壊れましたが壊してません、多分決して"。
御茶を濁すのは得意芸。
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嗤い猫のタンゴ side:c
猫の日だから猫の話。
丁度な、彼女の新しい迷子札が先日届いたンだが此がまた可愛い。
前のも「猫のアリス」ッて書いてあるのが不思議の国の、っぽくて可愛かったンだけど新しいのは猫のシルエットが凄ェ可愛いの。まァ彼女の細首には少しばかりか重かったのか何時の間にやら早くも無くして居るのを、首に顔を埋めてもふもふして居る時に気付いた訳だが?
………全くもう御転婆なんだから此の娘は。
ま。そうは云っても俺には何の損失も無ェので勿体無ェ程度にしか考えてねェし彼女を特に咎める事も無いけどな。オーダーメイドして迄用意した奥方だって「めっ」程度に咎めてたし。
………そう、御互い親馬鹿なんだ。 どうしようもなくね。
因みに彼女の名前を教えると大抵が呆れた顔をするんだが別に俺の"アリスフェチ"の末に付けた名前じゃねェんですよ此が!("LI"の綴りを視るだけで反応する程度には進行してるけど)明確に云えば名付け親俺じゃねェし、不思議の国のアリスじゃねェらしいし。(俗っぽい方の絵本の黒猫の女の子だそうで。)ンでもね。丁度彼女が家に来た時期に知人も猫飼ったらしいンだが其の子の名前が"チェシャ"らしくて。運命感じざるを得ないよなァ此。思わず婿に来い何て云ったものだけど残念乍らのマドモアゼル。 まァ確かにチェシャ猫の性別ッて明確にされてねェ筈だしチェシャ猫を女性として扱ってた作品も合った、のに、何故やら雄として認識されてンのは何処からでしょ。「もうあんただって気付いてるだろうにゃ、勿論このわたしだっていかれてる」「アリス、君が望むなら」「君はなんだか偉そうになったね、今も好奇心をなくしていないといいんだが」「君がこんな事ばかりさせるから、僕はまたアリスに嫌われる」「チェシャは猫だぞ。今も昔も」…嗚呼猫さん超愛してる。
丁度な、彼女の新しい迷子札が先日届いたンだが此がまた可愛い。
前のも「猫のアリス」ッて書いてあるのが不思議の国の、っぽくて可愛かったンだけど新しいのは猫のシルエットが凄ェ可愛いの。まァ彼女の細首には少しばかりか重かったのか何時の間にやら早くも無くして居るのを、首に顔を埋めてもふもふして居る時に気付いた訳だが?
………全くもう御転婆なんだから此の娘は。
ま。そうは云っても俺には何の損失も無ェので勿体無ェ程度にしか考えてねェし彼女を特に咎める事も無いけどな。オーダーメイドして迄用意した奥方だって「めっ」程度に咎めてたし。
………そう、御互い親馬鹿なんだ。 どうしようもなくね。
因みに彼女の名前を教えると大抵が呆れた顔をするんだが別に俺の"アリスフェチ"の末に付けた名前じゃねェんですよ此が!("LI"の綴りを視るだけで反応する程度には進行してるけど)明確に云えば名付け親俺じゃねェし、不思議の国のアリスじゃねェらしいし。(俗っぽい方の絵本の黒猫の女の子だそうで。)ンでもね。丁度彼女が家に来た時期に知人も猫飼ったらしいンだが其の子の名前が"チェシャ"らしくて。運命感じざるを得ないよなァ此。思わず婿に来い何て云ったものだけど残念乍らのマドモアゼル。 まァ確かにチェシャ猫の性別ッて明確にされてねェ筈だしチェシャ猫を女性として扱ってた作品も合った、のに、何故やら雄として認識されてンのは何処からでしょ。「もうあんただって気付いてるだろうにゃ、勿論このわたしだっていかれてる」「アリス、君が望むなら」「君はなんだか偉そうになったね、今も好奇心をなくしていないといいんだが」「君がこんな事ばかりさせるから、僕はまたアリスに嫌われる」「チェシャは猫だぞ。今も昔も」…嗚呼猫さん超愛してる。
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爆発するよ side:c
DVなVDを過ごそうかと色々考えて居たンだけれども、思いかけず素敵な御誘いを頂いたンで街でランデブーして来た。昼のラグーソースのリゾット、ティータイムのアイスレモンティーとベイクドチーズケーキ(ミルクを頼んだ筈なんだがレモンキャンディと紅茶でレモンティーを作ろうとする俺を神が見かねたのかね。でも俺ミルクの方が好き。彼の甘さと濁っていくのが。)、御土産の紅茶もキャンディもクッキーもチョコレートもケーキもシュガースティックも美味しくて俺超幸せ。
一番ケーキが甘かったな、桃色のクリームがチーズ風味で、スポンジの中にストロベリージャムが入ってンの。一番残念だッたのは折角買ったポテトアップルパイの置き忘れとマザーグースのクッキーの買い忘れ。其れでも俺超幸せ。
一番ケーキが甘かったな、桃色のクリームがチーズ風味で、スポンジの中にストロベリージャムが入ってンの。一番残念だッたのは折角買ったポテトアップルパイの置き忘れとマザーグースのクッキーの買い忘れ。其れでも俺超幸せ。
米猫は白兎の夢を見るか side:c
アレとかソレとか考え込んでる内に最終的には朦朧としちゃって開いてンだか閉じてンだか判らない瞳で時計見逃しちゃったりして深夜迄だらだらする毎夜。だからと云って睡眠時間を取り返す為に12時の鐘が鳴る迄寝る訳でも無く如何にも途中で寝飽きて早起きした後だらだらする毎朝。
嗚呼今俺超余暇愉しんでる。週休七日バンザイ。帽子屋ッてのは天職ね。……何て云ってられねェよなァ、エエ。健康云々は兎も角単純に俺が眠い。
ンでも昼寝しようと思うと"時間が勿体無い"と感じる程度には時間を愛しているので此がまた厄介。要は昼寝、はたまた寝ンのに値する、俺と時間を納得させる理由が必要な訳だからね。はてさて如何したものか。 なァんて、まァ。そンで。考えた結果。俺は"猫と一緒に寝たいから寝る"という事にしたンだが。
………。
つッてもアレよ、勝手に俺のクッションで寝てる小さなマドモアゼルに勝手に添い寝しただけよ。ホラ。彼女布団掛けられンの嫌いだし布団入って来ないし時折寝てる人の上で丸まッて寝てるけど俺ントコには絶対来ないし。大変不服な事に。 でも何時もは前足で遠ざけようとしたりする俺に気にせず寝ようとしてたッて事は彼女も抵抗する余裕が無い程眠かったンだろうなァ。可愛い奴め。ンで有難く添い寝させて貰ったンだけど、一度は寝息が瞼に当たるのが擽ッたくて俺が負けた。
其ンでも諦めずに今度は彼女が胸の位置に来る様に寝たら、……信じられるか彼女、俺の手の甲に頭擦り付ける様に丸まって寝始めたンだぞ。後頭部しか視えなくなッたのは残念だが(もしかしたら其れが狙いだったのかもしれないとも思う訳で)其れがまァた可愛くて。御陰でまァ、安眠させて頂きました。
…とは云えども寒くて直ぐ眼ェ醒めた上に、寝直そうと思ったらメアリが帰宅したもンで彼女餌貰いに行っちゃったし、其の後は俺の手ェ届かない戸棚の上で寝ちまッたンですけどね。嗚呼ジュリエット。然も其の後結局デスクで転た寝したもンだから、時間との仲もパア。いッそデスクと再婚しようかな俺。町の教会で結婚しようよフフンフン
うァ。未ァだ眠ィ。
嗚呼今俺超余暇愉しんでる。週休七日バンザイ。帽子屋ッてのは天職ね。……何て云ってられねェよなァ、エエ。健康云々は兎も角単純に俺が眠い。
ンでも昼寝しようと思うと"時間が勿体無い"と感じる程度には時間を愛しているので此がまた厄介。要は昼寝、はたまた寝ンのに値する、俺と時間を納得させる理由が必要な訳だからね。はてさて如何したものか。 なァんて、まァ。そンで。考えた結果。俺は"猫と一緒に寝たいから寝る"という事にしたンだが。
………。
つッてもアレよ、勝手に俺のクッションで寝てる小さなマドモアゼルに勝手に添い寝しただけよ。ホラ。彼女布団掛けられンの嫌いだし布団入って来ないし時折寝てる人の上で丸まッて寝てるけど俺ントコには絶対来ないし。大変不服な事に。 でも何時もは前足で遠ざけようとしたりする俺に気にせず寝ようとしてたッて事は彼女も抵抗する余裕が無い程眠かったンだろうなァ。可愛い奴め。ンで有難く添い寝させて貰ったンだけど、一度は寝息が瞼に当たるのが擽ッたくて俺が負けた。
其ンでも諦めずに今度は彼女が胸の位置に来る様に寝たら、……信じられるか彼女、俺の手の甲に頭擦り付ける様に丸まって寝始めたンだぞ。後頭部しか視えなくなッたのは残念だが(もしかしたら其れが狙いだったのかもしれないとも思う訳で)其れがまァた可愛くて。御陰でまァ、安眠させて頂きました。
…とは云えども寒くて直ぐ眼ェ醒めた上に、寝直そうと思ったらメアリが帰宅したもンで彼女餌貰いに行っちゃったし、其の後は俺の手ェ届かない戸棚の上で寝ちまッたンですけどね。嗚呼ジュリエット。然も其の後結局デスクで転た寝したもンだから、時間との仲もパア。いッそデスクと再婚しようかな俺。町の教会で結婚しようよフフンフン
うァ。未ァだ眠ィ。
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TW3 PC(c00974他)の呟き。角砂糖一個分でも不快感を感じた方は華麗にユーターン。
(IC等の作品は『エンドブレイカー!』用のイラストとしてPLが作成を依頼したもの。
使用権はPL、著作権は絵師、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有。) ⇒text log
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