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嗤い猫のタンゴ side:c

猫の日だから猫の話。


丁度な、彼女の新しい迷子札が先日届いたンだが此がまた可愛い。
前のも「猫のアリス」ッて書いてあるのが不思議の国の、っぽくて可愛かったンだけど新しいのは猫のシルエットが凄ェ可愛いの。まァ彼女の細首には少しばかりか重かったのか何時の間にやら早くも無くして居るのを、首に顔を埋めてもふもふして居る時に気付いた訳だが?
………全くもう御転婆なんだから此の娘は。
ま。そうは云っても俺には何の損失も無ェので勿体無ェ程度にしか考えてねェし彼女を特に咎める事も無いけどな。オーダーメイドして迄用意した奥方だって「めっ」程度に咎めてたし。
………そう、御互い親馬鹿なんだ。 どうしようもなくね。


因みに彼女の名前を教えると大抵が呆れた顔をするんだが別に俺の"アリスフェチ"の末に付けた名前じゃねェんですよ此が!("LI"の綴りを視るだけで反応する程度には進行してるけど)明確に云えば名付け親俺じゃねェし、不思議の国のアリスじゃねェらしいし。(俗っぽい方の絵本の黒猫の女の子だそうで。)ンでもね。丁度彼女が家に来た時期に知人も猫飼ったらしいンだが其の子の名前が"チェシャ"らしくて。運命感じざるを得ないよなァ此。思わず婿に来い何て云ったものだけど残念乍らのマドモアゼル。 まァ確かにチェシャ猫の性別ッて明確にされてねェ筈だしチェシャ猫を女性として扱ってた作品も合った、のに、何故やら雄として認識されてンのは何処からでしょ。「もうあんただって気付いてるだろうにゃ、勿論このわたしだっていかれてる」「アリス、君が望むなら」「君はなんだか偉そうになったね、今も好奇心をなくしていないといいんだが」「君がこんな事ばかりさせるから、僕はまたアリスに嫌われる」「チェシャは猫だぞ。今も昔も」…嗚呼猫さん超愛してる。
      




 
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甚振り尽くせりの大サービス

「確かに在るな。
 日光を遮る為の帽子も、人目を忍ぶ為の帽子も、
 自分を偽る為の帽子も、予定を貼る為の帽子も。
 或いは其れしか無い。だって此処は帽子屋だから。」


「つー訳で、
 ンな事も察しねェで"帽子在りますか"とか聞いてくる冷やかしは帰って下さァい。」
「接客態度が悪いってレベルじゃねーですよ髭。
 メアリは一応客です。最早サクラです。商売する気在りますか。」
「無ェよ。少なくとも俺の芸術を理解しねェ奴相手にはな!」
「其れでは誰も買えなくなりますし此ではもともと誰も買いませんよ。
 だって此何処に"帽子の要素"が或るのですか。
 いや、帽子ですか此、帽子、在りますか?」
「う、るせェなァもう!
 …くそ。致し方無ェ。売ってやるよ俺の"帽子"を!さッさと選んでとッとと帰れ!」
「物凄く気に障りますけれどメアリは堪え忍ぶ事にします。
 では此を下さい。」
「へェ、まァ御前にしては視る目ェ或るんじゃねェの。」
「(一番マシなのを選んだだけなのですが。)」
「で。 温めますか。」
「は?」
「…俺に同じ事二度云わせンじゃねェ。温めるかッて聞いてンだよ。
 ―――おッと人肌で、とか胸糞悪ィ勘違いすンじゃねェぞ?
 帽子に熱々の紅茶注いで温めるッて云う寒い日のみの出血大サービスだ。
 浸水の心配は御無用。俺の帽子は耐水だからな。ンで。温めますか?」
「すいません矢張り要りませんそしてさようなら。」

自作自演の鏡の言葉 side:m

もう昨晩の事となりますが素敵な贈り物が届きました。


短針が11時の上を通り過ぎた頃でしょうか。帽子屋の戸を叩く方が、御一人。
メアリは思わず日も沈んでいると云うのに帽子を買いに来るだ何てきっと夜逃げです胸が躍ります何て考えたのですけれど残念乍ら髭が御就寝に御執心でしたので取り敢えず此処は御帰り頂こうとしたところ。如何やら其の方。別段帽子屋に用が或ると云う訳では無かった御様子なのです(其れはそうでした、昼にも滅多に来ない客が如何して夜に来るのでしょう)――何せ其の方は"御届けものです"、とだけ告げてメアリに四角く薄い箱を渡して御帰りになられましたから――つまり。配達の方だったのですね。ああ。其の贈り物ですか?ええ勿論。メアリは其の場で開けました。だって彼の方はメアリに渡しましたもの。メアリが"頂いた"訳です。
箱を開けると、パイの生地の様に薄い紙に何やら額縁が包まれていまして。其の紙を破かぬように恐る恐る取り払いますと。……うつくしい、肖像画が。其れも。メアリの。


ああ。
召使が肖像画などとは思いますがメアリを貪欲にさせる程に其れがうつくしいものですから、メアリは一体全体如何すれば好いのでしょう!(わらえばいいとおもうよ)焦げたバター色の髪は金糸のようで。青色の瞳は宝石を嵌め込んだように。其の造形は云うならばまるで幼い頃愛したアンティークドール。メアリ、あんなうつくしくありませんのに…鏡の中に肖像画の姿を見付けようと瞳を凝らしても何処にも居らっしゃらないので、本当にあれはメアリの姿なのか判断に迷ってしまいます。もしかしたら何処かの御嬢様の肖像画が何かの誤りで届いたのでしょうか何て。髭の趣味の一環で買われた物では無いか何て………ああ。 Merci、絵師さま。そして。帽子屋卿。
…メアリも早いところ表情を増やすのと、旅団を見付ける事をしなくてはなりませんね。
早急に。早急に。

爆発するよ side:c

DVなVDを過ごそうかと色々考えて居たンだけれども、思いかけず素敵な御誘いを頂いたンで街でランデブーして来た。昼のラグーソースのリゾット、ティータイムのアイスレモンティーとベイクドチーズケーキ(ミルクを頼んだ筈なんだがレモンキャンディと紅茶でレモンティーを作ろうとする俺を神が見かねたのかね。でも俺ミルクの方が好き。彼の甘さと濁っていくのが。)、御土産の紅茶もキャンディもクッキーもチョコレートもケーキもシュガースティックも美味しくて俺超幸せ。
一番ケーキが甘かったな、桃色のクリームがチーズ風味で、スポンジの中にストロベリージャムが入ってンの。一番残念だッたのは折角買ったポテトアップルパイの置き忘れとマザーグースのクッキーの買い忘れ。其れでも俺超幸せ。

  

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(IC等の作品は『エンドブレイカー!』用のイラストとしてPLが作成を依頼したもの。
使用権はPL、著作権は絵師、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有。) ⇒text log

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